| 舌にも不調のサインが出ている。 |
以前、口臭についてお伝えしましたが、今回は同じ口の中の「舌」についてです。
体の不調を自覚するまでに、必ず何らかの体のサインが出ています。
例えば、風邪を引く前は鼻水やのどに出たり、肩こりが強く出る前は目の疲れが以前から強かったなど体は不調のサインを出しているものです。
その不調のサインが「舌」にも出ていることがあります。
これは中医学で舌診断といいます。
健康であっても暴飲暴食が続くと舌の苔が厚くなったり、冷たいものを飲み過ぎると舌が白っぽくなったりします。
●正常な舌はどのような状態?
◇舌の表
・舌の色 濃い紅色か薄いピンク色
・形・厚み 大きすぎず、やせすぎていない。 舌の縁がギザギザの形がついていない
・舌苔 舌苔が白色で薄く、やや湿り気がある。
◆舌の裏
舌の裏側に流れる静脈がやや見えるか見えない状態
●タイプ別の舌診断
・疲労舌 舌苔が部分的に剥がれ、ザラザラしている
・食べ過ぎ舌 舌の中央だけに舌苔がある。 粘り気のある舌苔がある。
・むくみ舌 舌全体が大きく厚ぼったい。 舌の縁がギザギザ
・冷え舌 舌全体が白っぽい。 舌がベトベト
●舌のチェックは朝がベスト
食事の影響のほかに季節や気温などでも舌の状態が変わってきます。
女性であれば生理前後でも変化があります。
毎朝、舌をチェックすることで早い段階で不調が分かったり、生活を規則正しい方向に修正ができるようになります。
歯磨き前、食事前のそのままの舌を見てみましょう。
食事後だと、食べ物・飲み物で舌の色が変わってしまうので普段の舌の色がわかりませんので注意が必要です。
舌を見ることで健康チェックができますので、是非試してみてください。